ご近所の90代のご老人が亡くなられました。
お通夜、お葬式、どちらも雪の多い日のことでした。帰ってきた夫の一言、
「皆、おもしいろい靴履いてたな~」
お葬式用に私は黒のパンプス、夫はバルモラル(内羽根式)のストレートチップです。
今まではほとんど雪のない所に住んでいたので、これで大丈夫だったけど、雪国でこの靴は・・・。
お葬式の靴、基本マナー
お葬式に派手な靴を選ぶ人もいないと思うけれど、男女問わず、黒のシンプルな靴を選んでおいたらまず、大丈夫でしょう。
ま~常識のない人 と陰でこそこそいわれないように。
お葬式、男性の靴の選び方
黒色の内羽根式でストレートチップが基本です。ブラックフォーマルにあわせるには一番目立たないスマートな靴です。
ストレートチップはつま先に真一文字の切り替えが付いたデザインのことで
内羽根式というのは、紐を通す部分が内側に収納されている仕様です。
それに対して「外羽根式」の靴は、紐を通す部分が外に向いてむき出しになっているのでカジュアルな感じを第三者に与えます。
詳細はこちらから⇒Laudino Caccin
では、外羽根式の靴がNGかというと、外羽根式でも、つま先に一本線のラインのないプレーントゥでも問題ありません。ストレートチップで内羽根式の方がよりフォーマルとされているだけのことですから。
お葬式、女性の靴の選び方
女性のブラックフォーマルにあわせるなら、やはり黒のパンプスですね。出来れば、リボンや金具・紐がないデザインでヒールの高さは3cmから5cmで太い方がベストです。
つま先のデザインもオープントゥでなければほぼ OKです。
画像のパンプス、超シンプルですが、1足準備してあれば急なお葬式に便利です。
脚を綺麗に見せたいからピンヒールは?
基本NGですん!
静かな斎場内でコツコツと音の出るピンヒール、そんなことで注目されたくはないですよね。
雪のある地域のお葬式で参列者が履いていた靴。
「皆、おもしいろい靴履いてたな~」とつぶやいていた夫。
雪国でのお葬式は初めてで、長靴の人こそいなかったけれどブーツは普通。
リボンの付いた可愛いショートブーツをはいていた50代の奥様。
(画像はイメージです)
ホームセンターで購入してきた?と思われる軽量防水ブーツのおじ様。
濃い茶色のカジュアルっぽいショートブーツの40台の男性。
夫、お葬式に行って足元観察してきたわけで・・・・。
雪の日のお葬式の靴で思ったこと
いろんなサイトでお葬式の靴のことを調べました。
長靴やブーツではマナー違反!ですよね、分かります。
雪の地域でも、斎場までバスで送り迎え、足元が悪い所ってほんの少しなのです。
今回のお葬式も喪主側の方たちは皆さん、マナーにそった靴を履いていられました。
それなら出来ないわけでない!といわれたらそうですが。
雪国の道路は消雪パイプでビシャビシャです。送迎バスは亡くなられた方のご自宅前です。そこへ行くまでに靴や足元がビショビショです。
そのまま斎場に入るかどうか考えたら、一般的なマナーなんて無視ですね。ブーツ上等です!
地域の人たちが皆ブーツならブーツOKなのです^^
赤信号みんなで渡れば怖くない、ってことでしょう。